うさぎの基本

日本で人気のうさぎの種類を紹介!

近年、ペットとして人気を集めているうさぎ。
うさぎを飼う時に、どんな種類を飼うか迷ってしまうことはありませんか?

この記事では、日本でよく売られていて人気のうさぎの品種・種類を紹介しています。少し珍しい種類のうさぎも掲載しています。よかったら参考にしてください。

うさぎの品種は、ARBAやBRCで公認されている

現在のうさぎの種類は、ヨーロッパアナウサギ(野生種)を先祖として、品種改良されてきたものです。

うさぎの品種は、ARBA(アメリカラビットブリーダーズ協会)や、BRC(イギリスラビット評議会)などで公認されていて、約120種類が登録されています。

その中でも、日本でよく見かける人気のうさぎの種類を紹介します。
少し珍しい種類のうさぎも紹介していますよ。
値段については、参考としてご覧ください。

ネザーランドドワーフ

世界中で大人気のうさぎであるネザーランドドワーフ。
ネザーランドドワーフの特徴は、小柄な体格、多彩なショーカラー、短頭種であることです。
ネザーランドドワーフは、20世紀初頭にオランダで初めて生まれ、すぐにアメリカに伝わりました。
以来、人気は高まり、世界中で愛されるようになったのです。
日本でもとても人気で、「うさぎ」と言えば「ネザーランドドワーフ」を思い浮かべる人も多いかもしれませんね。

体重 900g〜1.6kg
値段 3万円〜
原産国 オランダ
登録年 1969年
品種開発 ポーリッシュ×小型の野生のアナウサギ

ホーランドロップ

たれ耳うさぎのホーランドロップ。
ネザーランドドワーフとフレンチロップ、イングリッシュロップをかけ合わせて誕生しました。
オランダで大きなフレンチロップよりも小さくて扱いやすい子を、と目的として作られた品種です。
ホーランドロップは、ARBAでも人気のある品種のトップ5の一つで、日本では、ネザーランドドワーフと人気を二分するうさぎです。

体重 1〜1.8kg
値段 3万円〜
原産国 オランダ
登録年 1979年
品種開発 ネザーランドドワーフ×イングリッシュロップ×フレンチロップ×アンゴラ種

ミニウサギ

ミニウサギは純血種ではなく、様々なうさぎの種類が混合しているうさぎのことです。
いろいろな個性をもって生まれて来るため、体型や性格も様々で、成長したときにどうなるのかが楽しみなうさぎですね。

体重 1.8kg〜
値段 1万円〜
原産国 日本、その他

ミニレッキス

出典:ARBA

ミニレッキスは、比較的新しい品種です。
1984年にアメリカで誕生しました。
シルクのようなつややかな毛並みを持つミニレッキスは、ショーウサギとしても人気が高いうさぎです。

体重 1.4〜1.8kg
値段 4万円〜
原産国 アメリカ
登録年 1988年
品種開発 ドワーフレッキス×レッキス

アメリカンファジーロップ

アメリカンファジーロップは、ホーランドロップの長毛種から生まれました。
一部のホーランドロップは、長毛を作る遺伝子を持っている可能性があり、それを品種改良した結果、アメリカンファジーロップとしてARBAから認められました。
ホーランドロップよりも、アメリカンファジーロップのほうが、少々大きいです。
ファジーと言われるフワフワの綿毛がとってもキュートなうさぎです。
※BRCからは公認されていません。

体重 1.4〜1.8kg
値段 4万円〜
原産国 アメリカ
登録年 1988年
品種開発 ホーランドロップ×イングリッシュスポット×フレンチアンゴラ

ライオンヘッド


出典:ARBA

ライオンヘッドは、その名の通り、頭の周りに独特のたてがみを持つうさぎの種類です。
ライオンヘッドが各親からもらう遺伝子の数に応じて、2つのたてがみ遺伝子か、1つのたてがみ遺伝子かになります。
生まれた時に、2つのたてがみ遺伝子を持つ場合は、脇腹の周りに目立ったV時が目立ちます。
1つのたてがみ遺伝子の場合は、通常のうさぎと同じ状態になります。
また、1つのたてがみ遺伝子の場合、大人になるにつれて、うっすらと薄いものが完全になくなる場合もあります。
まだまだ新しい品種ですが、着実に人気が高まっています。

体重 1.1〜1.6kg
値段 3万円〜
原産国 ベルギー
登録年 2014年
品種開発 スイスフォックス×ドワーフ種(突然変異)

ドワーフホト

ドワーフホトは、見た目の通り、真っ白な毛並みに、愛くるしいアイラインが特徴のうさぎです。
1970年代、東ドイツのブリーダーと西ドイツのブリーダーが全く独立して、ドワーフホトの品種開発をしていました。
一人は、REWのネザーランドドワーフとブランデホトとの交配、もう一人は、黒いネザーランドドワーフとダッチを交配し、アイバンドだけが残るようにマーキングの交配をおこないました。
最終的に、この2つの系統は統合されて、現在のドワーフホトになっています。
日本では、扱っているブリーダーが少ない点、また、きれいなアイラインが入っているドワーフホトは、比較的高値がつくこともあるようです。

体重 1〜1.4kg
値段 5万円〜
原産国 ドイツ
登録年 1983年
品種開発 ネザーランドドワーフ×ブランデホト
ネザーランドドワーフ×ダッチ

ミニロップ


出典:ARBA

ミニロップは、よくバスケットボールと表現されます。
バスケットボールのような体に頭と手と足、しっぽが生えたような見た目だからです。
ミニロップは、ホーランドロップと似ていますが、体重、大きさが一回り大きいです。

体重 〜3kg
値段 5万円〜
原産国 ドイツ
登録年 1980年
品種開発 フレンチロップ×スタンダートチンチラ種

フレンチロップ

フレンチロップは、たれ耳で巨大、そして骨太のうさぎです。
イングリッシュロップにも似ていますが、フレンチロップのほうが大きく、また、誇張された耳の長さはありません。
1850年頃には、食用のうさぎとして飼育されていました。
近年は、小さくて軽い種類が人気ですが、大きな身体のうさぎを愛する人も多く、根強い人気があります。

体重 4.5kg〜
値段 6万円〜
原産国 フランス
登録年 不明
品種開発 イングリッシュロップ×ジャイアントパピヨン(バタフライラビット)

ジャージーウーリー

出典:ARBA

ウールコートのような毛並みを備えた品種です。
ネザーランドドワーフとフレンチアンゴラをかけ合わせて生まれました。
アメリカでは、人気のある品種の1つとして数えられていますが、日本では、ブリーダーが少なくあまりお目にかかることができません。

体重 1.1〜1.6kg
値段 6万円〜
原産国 アメリカ
登録年 1988年
品種開発 ネザーランドドワーフ×フレンチアンゴラ

ダッチ

ダッチは、1830年代にオランダで生まれました。
ツートンカラーのコントラストがとてもきれいな種類です。
日本ではパンダうさぎなんて愛称もありますが、パンダうさぎと呼ばれているのは、ミニウサギの場合が多いです。
世界中でトップ10に入る人気の品種です。

体重 1.8〜2.3kg
値段 3万円〜
原産国 イギリス
登録年 1910年
品種開発 不明

フレミッシュジャイアント

出典:ARBA

立ち耳の最大級の大きさを誇るフレミッシュジャイアント。
16世紀にはすでに飼育されていたと言われています。
日本で飼っている人はほとんど見かけませんが、こちらもフレンチロップと同様に、一部の愛好家にとても人気のある種類です。
また、うさぎの中でも、性格はかなり温厚で従順と言われています。

体重 6.4〜11kg
値段 8万円〜
原産国 ベルギー
登録年 1916年
品種開発 不明

ヒマラヤン

出典:ARBA

ヒマラヤンの起源はとても古く、どこで生まれたのかもはっきりと分かっていない種類です。
見た目は白と黒などのバイカラーで、耳と鼻、前足、後ろ足、しっぽの部分に色が入っているのが特徴です。
さらに、赤い目をしており、とても特徴的な見た目をしています。
また、唯一の円筒型の品種です。
のんびりした性格をしているため、初心者にも飼いやすい品種と言えるでしょう。

体重 2.7〜3.6kg
値段 5万円〜
原産国 アジア
登録年 不明
品種開発 不明

様々な種類から自分に合う1羽を見つけよう

日本では、ネザーランドドワーフとホーランドロップ、そしてミニウサギがよく飼われています。
しかし、世界を見渡してみると、たくさんの種類のうさぎがいます!
気になる方は、ARBAで公認されているうさぎの品種一覧も、ご覧ください。

中には、日本ではあまりお目にかかれない珍しい品種もありますが、その種類を育てているブリーダーから買うこともできます。

ぜひ自分に合った1羽を見つけてくださいね。
より良いうさぎ飼いライフを。

ABOUT ME
うさぎMAGAZINE編集部
うさぎWEBMAGAZINE編集部です。 編集部は、愛玩動物飼養管理士2級を取得しています。 人と動物がずっと豊かに暮らすことをめざして活動しています。
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