うさぎの病気

うさぎの健康を守る!8つの胃腸疾患とその対策

愛らしい見た目とくるくる動く鼻で、多くの人を魅了するうさぎ。
しかし、繊細な草食動物であるうさぎは、胃腸のトラブルにも気をつけなければなりません。
今回は、うさぎがなりやすい8つの胃腸疾患とその対策についてご紹介します。

1. 粘液性腸疾患:下痢と元気がない?原因は?

下痢や粘液便、血便、食欲不振、体重減少などが見られる粘液性腸疾患。
大腸菌やクロストリジウムなどの細菌感染、ストレス、環境変化などが原因と考えられます。
治療には抗生物質や整腸剤、対症療法などが行われますが、予防には清潔な環境の維持、ストレス軽減、適切な食事が重要です。

2. ぎょう虫:あのムズムズ、実は寄生虫!?

下痢、軟便、肛門周囲のかゆみ、体重減少、元気がないなどの症状が現れるぎょう虫症。
腸に寄生したぎょう虫の幼虫が原因です。駆虫薬による治療が有効ですが、定期的な駆虫と衛生管理が予防のカギとなります。

3. ティザー病:下痢と血便、原因はあの原虫?

下痢、軟便、血便、食欲不振、体重減少、元気がないなどの症状を引き起こすティザー病。コクシジア原虫の一種であるエimeria cuniculiが原因です。抗コックスィジア薬による治療が必要ですが、清潔な環境の維持、ストレス軽減、適切な食事で予防できます。

4. コクシジウム症:下痢と血便、原虫が犯人!

コクシジア原虫の一種であるEimeria spp.による感染症です。
下痢、軟便、血便、食欲不振、体重減少、元気がないなどの症状が現れます。
抗コックスィジア薬による治療が必要ですが、清潔な環境の維持、ストレス軽減、適切な食事で予防できます。

5. 大腸菌症:下痢と発熱、命に関わることも!

大腸菌による感染症である大腸菌症。
下痢、血便、発熱、食欲不振、脱水症状などの症状が現れ、重症化すると命に関わることもあります。
抗生物質、輸液、対症療法による治療が必要ですが、清潔な環境の維持、ストレス軽減、適切な食事で予防できます。

6. 腸毒素血症:下痢と脱水、一刻も早い治療を!

大腸菌が産生する毒素による中毒症です。
下痢、血便、脱水症状、昏睡状態などの症状が現れ、緊急性の高い病気です。
輸液、対症療法による治療が必要ですが、清潔な環境の維持、ストレス軽減、適切な食事で予防できます。

7. 腸閉塞:命に関わる緊急事態!

異物、腫瘍、腸の捻転などによる腸閉塞は、命に関わる緊急事態です。
食欲不振、嘔吐、便秘、腹部膨満、元気がないなどの症状が現れます。
外科手術や対症療法による治療が必要ですが、異物の誤飲を防ぎ、定期的な健康診断を受けることで予防できます。

8. 胃腸うっ滞(毛球症):食欲不振と元気消失、原因は?

ストレス、環境変化、食事内容の変更などによる胃腸運動の低下が原因で起こる胃腸うっ滞。
食欲不振、下痢、軟便、便の減少、腹部膨満、元気がないなどの症状が現れます。
強制給餌、胃腸運動促進薬、対症療法による治療が必要ですが、清潔な環境の維持、ストレス軽減、適切な食事で予防できます。

まとめ

大切な愛うさぎの健康を守るために、これらの胃腸疾患について理解し、適切な対策を講じましょう。 早期発見・早期治療が重要です。愛うさぎに異変を感じたら、すぐに動物病院を受診してください。

ABOUT ME
うさぎMAGAZINE編集部
うさぎWEBMAGAZINE編集部です。 編集部は、愛玩動物飼養管理士2級を取得しています。 人と動物がずっと豊かに暮らすことをめざして活動しています。
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