うさぎの飼い方

うさぎのケージレイアウトのポイント!変える時の注意点も解説

うさぎを飼う時に、必ず必要になるケージ。
ケージを選びだけでなく、ケージの中のレイアウトや居場所、変える時にはどんな注意事項があるか、など、気になることがたくさんあると思います。

この記事では、うさぎのケージレイアウトのポイントや、うさぎの居場所を決める時のポイント、さらには、ケージレイアウトを変えるときの注意点を解説しています。よかったら参考にしてみてください。

ケージの選び方とおすすめのケージについては、下記の記事で詳しく掲載しています。

ケージレイアウトの前に!うさぎの居場所を決める時のポイント

うさぎは、畳一枚分ほどスペースがあれば飼える動物ですが、うさぎがいる環境は、以下のことを考えてケージの場所を決めましょう。

  1. うるさくないか(テレビの横などはNG)
  2. 直射日光が当たらない場所か
  3. 風通しの良い場所か
  4. エアコンがある部屋か
  5. まわりに感電しそうなものは置いていないか

また、頻繁にうさぎの居場所を変更してしまうと、うさぎにストレスがかかって、いつまで経っても慣れません。

なので、一度この場所と決めたら、あまり居場所を動かさないようにしてあげましょう。

大きな物音がする物の隣はやめておこう

うさぎは、物音に敏感な動物で、大きな音がすると、それだけで警戒してしまいます。
そのため、大きな物音がするテレビの横やスピーカーの横はやめておきましょう。

直射日光が当たる場所は逃げ場がないのでやめておこう

うさぎは、暑さに弱い動物です。
また、野生のうさぎは、土に穴を掘って生活しています。

特に、日中飼い主が家にいない場合、直射日光に当たる場所にケージを置いてしまうと、うさぎが涼めるような逃げ場がなく、熱中症などの危険性が高まります。
できるだけ日陰で過ごせる場所を選びましょう。

風通しが悪いと湿気がこもって不清潔に…

風通しが悪い場所にうさぎのケージを置いてしまうと、糞尿などの臭いが籠もったり、カビなどの温床になります。
できるだけ風通しの良い場所にケージを置いて、過ごしやすい環境を整えましょう。

エアコンがある部屋をうさぎの居場所にしよう

うさぎは、暑さにも寒さにも弱い動物です。
夏も冬も、気温は18度〜25度、湿度は40%〜60%が最適だと言われています。
日本は、湿気も多く、夏は暑く、冬は寒い気候なので、エアコンで一定温度に部屋を保つことが大切です。

とはいえ、エアコンの風が直撃するような場所にケージを置いてしまうと、うさぎが体調を崩してしまうこともあります。
エアコンの直下などは避けて置くことが重要です。

電気コードはしっかり対策を!

うさぎは何でもかじってしまう動物です。
とくに細いケーブルはうさぎのかっこうの餌食で、コードを噛んで感電してしまう、なんてことも。
そのため、うさぎのいる場所の近くには、電気コードは置かないのがおすすめです。

それが難しい場合は、ケーブルホルダーなどを利用して、配線を保護すると良いでしょう。




うさぎのケージレイアウトのポイント

上記画像は60cmケージを使った一例です。

必要最低限に絞ったケージレイアウトです。
ペレットフード入れ、チモシー入れ、水飲みボトル、トイレの4つが必要になります。
春・夏・秋・冬、年中通して、このケージレイアウトでまったく問題はありません。

うさぎが寝そべってくつろげるくらいの場所を確保する

ケージの中に様々なものが置いてあると、うさぎがくつろぐことができないことがあります。
最低でも、寝そべってくつろげる程度の広さを確保してあげると、うさぎがケージ内でゆっくり休んでくれるようになります。

①ペレットフード入れ

このケージの例では、ペレット入れとチモシー入れが合体しているタイプを使用しています。
もちろん、ペレットフード入れと、チモシー入れが別々でも問題ありません。

ペレットについては、下記記事で詳しく説明しているので、良かったら参考にしてみてください。

②牧草入れ

チモシー入れは、できるだけ大きなものを準備して、毎日新鮮なチモシーを食べ放題にしておくと良いです。
また、チモシーはケージの床に落ちてしまうことがありますが、落ちてしまったものは、衛生的に良くありません。
チモシー入れに戻さず捨てるようにしましょう。

牧草(チモシー)については、下記記事で詳しく説明しているので、良かったら参考にしてみてください。

③水飲みボトル

水飲みボトルは、できるだけトイレから遠いところに置くようにしましょう。
また、水飲みボトルは毎日取り替えられるように、手前に置いておくと、掃除の手間が省けます。

④トイレ

うさぎはトイレの場所を覚えると、ずっとそこで用を足す習性があります。
そのため、トイレの位置が決まったら、できるだけ動かさないように注意しましょう。

トイレトレーニングについては、下記記事で詳しく説明しているので、良かったら参考にしてみてください。

冬になったら必要な暖房グッズ

うさぎは、暑さにも寒さにも弱い動物です。
夏場の暑い時期は、エアコンをつけるのが一番効果的ですが、冬場は、エアコンをつけても底冷えするなどの問題が生じやすいです。
また、冬場は夜寝ているときにエアコンを切っている飼い主さまも多いのではないでしょうか。
そのため、冬には、うさぎが温まれる暖房グッズを用意することをおすすめします。

マイカヒーター

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マイカヒーターは、部屋を暑くすることなく、赤外線で水分だけを温めてくれる暖房グッズです。
手をかざすとほんわか温かいのですが、触ってもマイカヒーター自体はまったく熱くありません。
これは、手のひらの血管の血を温めてくれているためです。
そのため、熱すぎてうさぎがやけどをする、ということもなく、安全に過ごせる暖房グッズになっています。




ケージレイアウトを変える時の注意点

ケージレイアウトは一度決めたら変えないことが基本ですが、どうしても変えたいという場合があると思います。
こんな時は変え時かも、と参考にしてみてください。

高齢うさぎになったら段差をなくす工夫を

ケージにロフトなどをつけてケージ内で高低差をつけて遊ばせている場合、高齢になってくると躓いたり、上手く飛べなかったりなどの弊害が起きてきます。
そんな時は、ケージの高いところのロフトを外して、できるだけ平面的に動けるようにレイアウトを変更するのが望ましいです。

ケージからの出入りにもウッドステップをつけることで、安全に出入りすることができます。

また、最近では、トイレの段差をなくしたケージが販売されており、高齢うさぎの足腰に対しても、配慮がされています。
引っかかって転んでしまううさぎの場合には、ケージごと取替えるといった検討をしてみても良いでしょう。

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トイレをいつも別の場所でしてしまう時はトイレの位置変更が必要かも

三角コーナーを置いているにも関わらず、別の場所で用を足してしまう場合は、そのうさぎにとって、そこかトイレの場所ではないのかもしれません。
現在、よく用を足しているところをトイレを考えている場合もあるので、そんな時は、三角コーナーを移動してみることで解決することもあります。
トイレの位置替えのタイミングが、レイアウト変更のタイミングかもしれませんね。

うさぎが一番居心地のいいケージレイアウトを探しましょう

最終的に、どのようなケージレイアウトが良いのかは、うさぎと相談しながら決めていくのが良いでしょう。
とは言え、無駄なものは置かず、シンプルなレイアウトに留めておくのが、飼い主も掃除がしやすく、うさぎもくつろげる空間になると思います。

うさぎが一番居心地の良い生活スタイルを探していきましょう。

これからうさぎを飼いたいと思われている方は、飼う前にぜひ参考にしてみてくださいね。

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うさぎMAGAZINE編集部
うさぎWEBMAGAZINE編集部です。 編集部は、愛玩動物飼養管理士2級を取得しています。 人と動物がずっと豊かに暮らすことをめざして活動しています。
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