うさぎの病気

うさぎの皮下膿瘍とは?原因と予防法を解説

うさぎの皮下膿瘍は、どんな病気なのでしょうか。

この記事では、うさぎの皮下膿瘍の原因や症状、予防法などを解説しています。

うさぎの皮下膿瘍とは?

うさぎの皮下膿瘍とは、細菌感染で膿が溜まった腫れ物やできもののことを指します。
うさぎに多い歯根膿瘍を始め、皮膚にもできる可能性があります。

うさぎが生活している環境に存在する細菌がある傷口から入り、皮膚の下で増殖し膿が溜まると膿瘍になります。

うさぎの膿は白くクリーム状で濃いのが特徴です。

皮下膿瘍の原因

うさぎの皮下膿瘍の原因は、怪我です。
他のうさぎと喧嘩をしたり、自分の爪などで皮膚を傷つけたところから細菌が入り込み、増殖すると皮下膿瘍になってしまいます。

膿瘍の原因になる細菌は、黄色ブドウ球菌、パスツレラ金、緑膿菌などです。
免疫力が下がると、特に老齢のうさぎから発症しやすくなります。

一般的に一度皮下膿瘍になると、再発しやすくなると言われています。

皮下膿瘍の症状

皮下膿瘍になると、どのような症状が現れるのでしょうか。

皮膚の腫れ

膿瘍になっている部分が腫れて来ます。あまりに腫れると痛みで食欲が低下することもあるようです。

皮下膿瘍の予防方法

飼い主ができる皮下膿瘍の予防方法は大きく3つあります。

うさぎの遊ぶ場所に怪我をしやすいものなどを置かないように

うさぎの行動範囲に、怪我の原因となるようなものを置かないようにしましょう。
また、壁や床などがささくれ立っていると、怪我をしやすくなります。
そういった部分がないかどうかも、確認しておくと良いでしょう。

相性の悪いうさぎと触れ合わせないように

うさぎの喧嘩は、怪我することも多く、特に相性の悪いうさぎ同士は、取っ組み合いの喧嘩になることも。
そのため、もしも多頭飼いをしていて、相性が悪いと分かったら、一緒に遊ばせない、同じ空間にいさせないなどの対策をしましょう。

爪切りは1〜2ヶ月に一回

うさぎの伸びた爪でも、自身を傷つけてしまうことがあるため、1ヶ月〜2ヶ月に1度は爪切りを行い、あまり伸びないように気をつけましょう。

もし皮下膿瘍が疑われたら…

うさぎの皮下膿瘍は、一度なってしまうと再発のしやすい症状です。
早期発見できるよう、グルーミングなどを行う場合には、身体の隅々を確認し、腫れ物ができていないか確認しましょう。
もしも、大切なうさぎが皮下膿瘍の疑いがあると思ったら、迷わず動物病院を受診して、適切な処置と治療を受けましょう。

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うさぎMAGAZINE編集部
うさぎWEBMAGAZINE編集部です。 編集部は、愛玩動物飼養管理士2級を取得しています。 人と動物がずっと豊かに暮らすことをめざして活動しています。
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