うさぎの病気

うさぎの中耳炎とは?原因と予防法を解説

うさぎは、長い耳を持っていて、聴覚が発達しており、耳で温度調節も可能です。
そんなうさぎの中耳炎は、どんな病気なのでしょうか。

この記事では、中耳炎の原因や症状、予防法などを解説しています。

うさぎの病気「中耳炎」とは?

うさぎの耳は、外耳、中耳、内耳に分かれています。
長い耳の部分は耳介と言って、その長い耳を使って音を集めたり、体温調節をしています。
耳道から鼓膜の前までを外耳と言い、鼓膜の奥を中耳と言って、中耳腔、耳小骨、耳管があります。
また、中耳の奥を内耳と言って、内耳には、蝸牛、前庭、三半規管があります。

今回は、「中耳」のお話です。

中耳炎とは、細菌に感染することで炎症を起こす病気です。
中耳炎の原因と言われているのが「パスツレラ菌」です。
パスツレラ菌に感染してしまうと、鼻水や涙などの症状が表れます。

また、症状が進行すると、内耳にも影響し、平衡感覚の異常を引き起こして、斜頸や眼振などの症状が起こることもあります。

中耳炎の原因

中耳炎は、どんなうさぎでもかかる可能性があります。

特に、中耳炎の原因と言われているのが、中耳炎の原因と言われているのが「パスツレラ菌」です。
中耳炎になる原因としては、以下があげられます。

  • パスツレラ菌
  • ブドウ球菌
  • 大腸菌
  • 緑膿菌

などへの感染

特にパスツレラ菌は、うさぎの約70%が保菌していると言われています。
感染経路としては、飛沫(くしゃみや鼻水)、母うさぎの出産、交尾などで感染します。
菌が感染した場所によって、目の病気や皮膚の病気、気管支や肺の病気、耳の病気など、症状が分かれて出てきます。

基本的に、保菌していても、免疫力があって健康なうちは無症状です。
しかし、免疫力が低下すると、パスツレラ症を発症する恐れがあります。

一度感染すると、治療後も体内から菌をなくすことは難しいので、一旦収まっても再発することがあります。

TIPS

パスツレラ菌は、人間も感染する人畜共通感染症です。
うさぎだけがパスツレラ菌を持っているわけではなく、犬は約70%、猫は約100%の割合で保菌していると言われています。
人間が感染した場合には、風邪のような症状や、噛まれた場所が腫れるなどの症状が出るようです。
喘息や免疫力が低い方は、動物とふれあう時は、注意したほうが良いでしょう。

中耳炎の症状

中耳炎のみの時は、症状がほとんど表れません。
しかしながら、感染症になっている場合、他の場所にも進行してくると、様々な器官で症状があらわれることがあります。

鼻水、涙

うさぎの白くてねっとりとした鼻水が出ていた時は、パスツレラ菌に感染しているかもしれません。
鼻水や涙で顔や前足が汚れている場合には、このタイミングで早めに動物病院を受診することで、重症にならずに済む可能性が高まります。

耳や頭をよく振る、耳を傾ける、耳垢が出る

外耳炎も併発しているとよく耳や頭を振ったり、耳を傾けたりという動作が増えていきます。
また、わかりやすいのは、白やクリーム色の耳垢が観察出来ることです。

斜頸、立てない

中耳炎が進行すると、内耳炎になることもあります。
そういった場合には、平衡感覚が崩れ、斜頸や立てないなどの症状が見られることがあります。

中耳炎の予防方法

飼い主ができる中耳炎の予防方法は大きく3つあります。

免疫力を高める食生活とストレスのない生活環境を整える

うさぎは、ストレスに弱い動物です。
ちょっとした生活環境の違いによっても、ストレスを抱えて、免疫力が下がってしまうことがあります。
パスツレラ菌に代表される感染の多くは、免疫力をあげることで、保菌していても、発症することなく生活できます。
そのため、うさぎにとってストレスのかからない生活環境を整えることは大切です。

  • むやみやたらにケージの位置やレイアウトを変えない
  • 大きな音を立てない

など、簡単に出来ることはたくさんあります。

また、食生活でも、しっかりとチモシーを食べる、ペレットで栄養補給する、サプリメントなどで栄養補助を行うなどがあげられます。

湿度を一定に保とう

湿度が高い場所でうさぎを飼っていると、湿気がたまり始め、耳の中が不衛生になることがあります。
40%〜60%の湿度を保ち、衛生環境に気を配りましょう。

耳掃除は、うさぎ専門店や動物病院に任せよう

うさぎの耳の中のお掃除は、飼い主だと上手くできません。
というのも、うさぎの耳を見てみると、2つの穴があって、どこまで続いているのかもわからず、失敗してしまうと、大事に至ることがあるからです。
耳の中のお掃除は、定期的にうさぎ専門店や動物病院に行って、爪切りやグルーミングなどと一緒にお掃除してもらうのがおすすめです。

もし中耳炎になってしまったら…

うさぎの中耳炎は、早期に対応が大切

うさぎの中耳炎は、気づきにくいかもしれませんが、鼻水や涙が出ていたら、迷わず動物病院を受診して、適切な処置と治療を受けましょう。
早期に対応することで、症状と上手な付き合い方が出来ると思います。

ABOUT ME
うさぎMAGAZINE編集部
うさぎWEBMAGAZINE編集部です。 編集部は、愛玩動物飼養管理士2級を取得しています。 人と動物がずっと豊かに暮らすことをめざして活動しています。
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