うさぎを飼う時に検討すべきこととして、「どんな飼い方にするか」があります。
うさぎの特性や性格によっても左右される飼い方です。
この記事では、飼ううさぎをケージ飼いにするか、サークル飼いにするか、放し飼いにするかを検討できるように、それぞれのメリット・デメリットを掲載しています。よかったら参考にしてください。
うさぎをどこで飼育するか
うさぎを飼うと決めたら、まずはどこで飼育するのかを考えるのではないでしょうか。
リビングなのか、寝室なのか、空き部屋をうさぎ部屋にするという人もいます。
大抵は、いつも目の届く場所にうさぎの生活スペースも確保しようと考える人が多いのではないでしょうか。
温度管理がしっかりできる場所で、且つ、あまり大きな物音がしない場所でうさぎの生活スペースを確保する必要があります。
うさぎの居場所を決める時のポイントは別の記事で詳しく掲載しているので、ぜひご覧ください。
うさぎをどのように飼うか
うさぎをどこで飼育するかが決まると、今度は、どんな飼い方をするのか、を考えていきましょう。
うさぎの特性や性格によっても左右される飼い方は、大きく分けて3つあります。
ケージ飼い・サークル飼い・放し飼いの3つです。
ケージ飼い
ケージ飼いは、うさぎを主にケージ内で飼うことを言います。
うさぎは、元来、あまり動き回る動物ではなく、小さな穴の中で暮らしている動物です。
そのため、狭く感じられるケージの中は、うさぎにとっては安心できる場所になります。
ケージ飼いのメリット
- 省スペースで飼える
- うさぎにとって安心できる場所を確保できる
うさぎにとって安心できる場所で、且つ飼い主の居場所も圧迫せずに省スペースで飼うことができるのが、メリットですね。
ケージ飼いのデメリット
- 運動不足になる
- 15分〜30分ほど、部屋で運動する時間を設ける必要がある
- 部屋んぽ中、部屋中を走り回るようなうさぎだと、ケージ飼いが合っていないことも
デメリットは、やはり運動不足になることです。
また、必ず毎日15分〜30分は部屋の中で運動する時間が必要になります。
さらに、性格的に開放的なうさぎの場合、外に出られる喜びから、部屋んぽ中、部屋中を駆け回ってしまうこともあります。
そんなうさぎの場合は、もしかしたらケージ飼いが合っていないのかもしれません。
うさぎが好きな時間に運動できる、サークル飼いを検討するのもありかもしれません。
また、サークル飼いや放し飼いなど、どんな生活をするにしても、ほとんどのうさぎにはうさぎごとに1つケージが必要です。
ケージの選び方やおすすめのケージは、別の記事で詳しく掲載しています。
サークル飼い
サークル飼いは、主に、ケージと広めの場所をサークルで囲って、うさぎの居場所を確保して飼うことを言います。
1日中サークルで過ごすことができるため、好きな時間に動くことができるのが、うさぎにとっての最大の魅力ですね。
とはいえ、サークルはうさぎが飛び越えて脱走してしまうこともあるので、十分な高さのあるものを選ぶ必要があります。
サークルの選び方やおすすめのサークルは、別の記事で詳しく掲載しています。
サークル飼いのメリット
- うさぎと飼い主のテリトリーをしっかり分けることができる
- サークル内以外での粗相の心配がない
- 運動時間を決める必要がない
うさぎは、少しずつ自分のテリトリーを広げようとする動物です。
オスだと、その傾向は強まります。
そのため、うさぎと飼い主のテリトリーをしっかり分けることで、自らのテリトリーで安心して暮らすことができます。
サークル飼いのデメリット
- 場所を取る
- 部屋の景観が損なわれる
サークル飼いのデメリットは、飼い主の居住スペースが圧迫されてしまうことです。
また、インテリアへのこだわりがある場合は、部屋の景観も損なわれてしまう場合もあります。
放し飼い
放し飼いは、主に、ケージを開けっ放しにしたままで、うさぎを部屋のどこへでも行ける状態で飼うことを言います。
放し飼いは、うさぎ飼いにとっては憧れのようなものがありますが、うさぎにとって危ないものを無造作に床に置くことがないことや、うさぎが粗相をしないことなど、様々な条件が揃ってできることです。
そのため、ほとんどの家では、放し飼いにしているとは言っても、条件付きの放し飼いをしていることがほとんどです。
たとえば、飼い主が家を空ける時はケージないで過ごしてもらう、飼い主の目の届くところのみにするなどです。
飼っているうさぎが、比較的警戒心が強くフローリングを怖がったりする場合や、うさぎ自身がトイレをする際にトイレまで戻る場合には、放し飼いでも問題なく過ごせるかもしれません。
それでも、飼い主の目の届く範囲で、というのは欠かせません。
放し飼いのメリット
- うさぎが運動不足にならない
- うさぎをより身近に感じられる
うさぎが好きな時間に好きな場所で遊べるため、運動不足になる心配がありません。
また、うさぎがなつくと、足元に寄ってきてくれたりと、より身近に感じられるのも放し飼いの良いところです。
放し飼いのデメリット
- 家具などをかじる危険性
- うさぎに危険が及ぶものを出しておけない
- 粗相の後片付けが大変
- うさぎがケガをする可能性
うさぎは、気になるものはすべてかじって確認する動物です。
危険な電源コードやコンセントはカバーで保護したり、角にぶつかってケガをしないように保護するなど、放し飼いをする際には気をつけることがたくさんあります。
また、粗相をするうさぎは、放し飼いにはあまり向いていません。
TIPS:部屋に余裕がある場合は、一部屋をうさぎ専用部屋にするのもあり
一部屋をうさぎ部屋にすると、その部屋で自由に遊ぶことができます。
さらに、うさぎにとって、一番良い環境を与えられるのもうさぎ専用のお部屋。
普段、人が暮らしている場所は、うさぎにとって危険なものがたくさんありますが、うさぎ専用部屋には、ケージとマットのみというように必要なものだけを置けば、危険が及ぶことはほとんどなくなります。
人とうさぎが一番居心地のいい生活を探しましょう
最終的に、どのような飼い方が良いのかは、飼い主とうさぎの関係性や、うさぎ自身の性格によってさまざまです。
人とうさぎとの関係性で一番居心地の良い生活スタイルを探していきましょう。
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