うさぎのおやつは、飼い主とのコミュニケーションを円滑にする上でも大切なアイテムです。
この記事では、うさぎに与えるおやつのメリットや、うさぎに与えたいおやつの選び方と、与える頻度と量、そして、身体に優しいおすすめなおやつを紹介しています。ぜひ、参考にしてください。
おやつのメリット
必ずしも、うさぎにおやつを与える必要はありませんが、おやつのメリットとしては、以下の3つが挙げられます。
- 食事の幅が広がる
- 飼い主とのコミュニケーションツールになる
- 食欲が落ちている時の回復アイテムになることも
食事の幅が広がる
うさぎの主食はチモシー（牧草）、副食はペレットです。
この2つだけでも十分ですが、おやつは食べる喜びや楽しみを得ることができ、一日にメリハリがつきます。
特にペットのうさぎは、自分で食べるものを選べないことから、飼い主が正しい食生活を覚えさせることによって、食事の幅を広げ、様々なものを食べるようになります。
また、様々なものが食べられるようになると、災害が起こった時などでも、うさぎの食事に困ることが少なくなります。
飼い主とのコミュニケーションツールになる
うさぎは、飼い主から美味しいおやつをもらうたびに、「何か良いことがある」ことを学習していきます。
そのため、少しずつ慣れていき、飼い主との絆が深まっていきます。
ときには、うさぎが嫌な動物病院などに連れて行くこともあると思いますが、そんな時にご褒美としてうさぎにおやつを与えることで、うさぎと飼い主の関係を保つことができます。
食欲が落ちている時の回復アイテムになることも
食欲が落ちていて、チモシー（牧草）やペレットを食べられない時、少量のおやつを与えることで、食欲が復活してくれることもあります。
とは言え、あまり期待しすぎるのは良くないので、もし、食欲が落ちている場合には、早めに動物病院に連れていきましょう。
うさぎのおやつの選び方と与える量
ドライフルーツやドライリーフなどの乾燥したもの
ドライフルーツやドライリーフが本来の甘み、ビタミンや食物繊維などを摂取できるため、おすすめです。
中でも、保存料・着色料の入っていない無添加の素材を選びましょう。
しかも、ドライフルーツやドライリーフは、自宅でも手作りできるため、添加物が一切入らないように作れますね。
おやつを手作りする場合には、1週間程度で食べ切れる量を作るようにしてください。
1日にドライフルーツやドライリーフを与える量は、大人の小指の第一関節分程度で良いとされています。
特に甘いドライフルーツを与えすぎると、肥満の原因だけでなく、糖尿病などの病気にかかる危険性もあるので、注意してください。
生野菜や果物を与える時も無農薬のものを
たまには、うさぎにも季節感を味わってもらいたいことから、生野菜や果物を与えたいと思うこともあるのではないでしょうか。
生野菜や果物を与えるときも無農薬のものを選んで与えましょう。
また、生野菜や果物は、水分を多く含んでいることから、たくさん与えるのは禁物です。
水分の多いレタスやキャベツをたくさん与えると、下痢などの症状を起こすこともあるので、生野菜なら1枚を限度に、果物なら糖質を考えてドライフルーツと同様に大人の小指の第一関節分程度と考えておくと良いでしょう。
クッキータイプは栄養素が詰まったものがおすすめ
チモシーなどを主原料に作られているクッキータイプのおやつは、成分を配合することができるので、栄養たっぷり。
ただし、成分によっては、うさぎが好んで食べないこともあります。
美味しさよりも栄養を取りたいうさぎにはおすすめです。
クッキータイプは、スティックタイプや人間が食べるような平べったいタイプがあります。
また、クッキータイプの場合は、グルテンフリーを選ぶことも重要なポイントです。
クッキータイプは、1日1つまでなどと決めておきましょう。
おやつの与え方
おやつは毎日与えなくても良いですが、おやつをうさぎに与える時間帯は決めておきましょう。
うさぎが活発に動く時間帯がおすすめです。
一緒に生活していると、活発に動く時間帯が分かるようになってきます。
夜と決まったら「夜の○時に与えるようにする」と決めておくと、うさぎもその時間帯にもらえることが分かっているので、よりコミュニケーションが円滑になります。
また、普段から甘いものばかり与えていると、肥満や糖尿病の原因になります。
毎日のおやつは甘くないものを、ご褒美用にはドライフルーツを、などと分けておくと、よりうさぎの健康を保ちやすくなるでしょう。
うさぎにおすすめのおやつ５選
ウーリー農園のペレット牧草
ウーリー農園のペレット牧草は、牧草をあまり食べないうさぎに与えたいおやつです。
穀物不使用のグレインフリーは珍しく、まさにグルテンフリーの上を行く商品です。
また、スピルリナやモリンガ葉というスーパーフードも使用されているとのことで、原材料が厳選されています。
エイジングケアとして、コラーゲンの分解を抑制する寒天も配合されており、良いおやつです。
ハイペット チモシーのきわみ／うさぎのきわみ
チモシーのきわみは、チモシーを主原料とした細長いクッキータイプのおやつ。
牧草の食べが悪いときなどに与えると、牧草も一緒に食べてくれたりもする、良いおやつです。
牧草の代わりと言っても、歯を削る効果はないので、牧草は主食としてたっぷり与えましょう。
ハイペットのきわみシリーズは、ほかももうさぎのきわみトリーツ毛玉ケアや乳酸菌が発売されています。
しかも、どれもグルテンフリーで嬉しいですね。
お腹の調子を整えたいうさぎには、毛玉ケアや乳酸菌もおすすめです。
ジェックス ぱりぱり りんご
ドライフルーツのりんごです。
砂糖不使用なところがおすすめのポイント。
手でちぎって与えてください。
1枚全部あげてしまうと、かなり多いです。
マペット健康野菜 無添加 青パパイヤ
パパイヤは、うさぎの胃腸の調子を良くしてくれる成分が入っているそうで、うさぎのおやつと言えば、パパイヤを与えているという飼い主も多いのでは？
今回紹介している商品は無添加なので、おすすめです。
ただし、保存袋のように、チャックが付いていないので、開けた後はすぐにしけってしまう可能性があります。
密閉性の高い袋に入れ直して、保管しましょう。
KAWAI C・A・T そのまんま天日干し パパイヤの葉
こちらは天日干しされたパパイヤの葉です。
無添加なのでおすすめです。
ただし、乾燥した葉は粉々になっていることもあります。
開けた後は、湿気ることもあるので、早めに食べきるか、密閉性の高い袋に入れ直して保管しましょう。
少し肥満気味で困っているうさぎさんの、いつものおやつなどに取り入れてみてはいかがでしょうか。
そのまんま天日干しシリーズは、パパイヤの葉の他にも様々な葉があります。
うさぎの嗜好性に合わせて、変えてみるのもアリですね。
うさぎはグルメ！食べなかったとしても落ち込まないで
うさぎは、とても味覚が優れていて、美味しいものとそうでないものをすぐに選り分けます。
そのため、飼い主が美味しそうだ、健康そうだ、と思って与えても、うさぎはそのおやつを食べないということがあります。
また、いつも食べているおやつですら、急に飽きて食べなくなることもあります。
そんな時は、無駄になってしまって、少しもったいないことになりますが、ドライフルーツについてはご自分のおやつにするなどしてしまうのが良いかもしれません。
飼い主は、うさぎが喜ぶ健康に良いおやつを探して、ぜひうさぎとの暮らしを楽しんでくださいね。
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