うさぎの鼻涙管閉塞とは？原因と予防法を解説｜zootone

うさぎの鼻涙管閉塞は、どんな病気なのでしょうか。

この記事では、うさぎの鼻涙管閉塞の原因や症状、予防法などを解説しています。

うさぎの鼻涙管閉塞とは？

うさぎの鼻涙管閉塞とは、鼻と目をつなぐ鼻涙管が感染症などによって詰まってしまう症状です。

鼻涙管は、下まぶたの裏柄にある小さな穴から始まり、鼻の穴につながっています。
涙には、外から侵入してくる菌や異物などを洗い流したり、角膜へ酸素や栄養を届ける働きがありますが、役割を終えると、鼻涙管を通って鼻の奥に流れます。

これが何らかの原因で詰まると、鼻涙管閉塞になるというわけです。
鼻涙管の閉塞しやすい場所は涙点と上顎切歯の歯根近くです。

うさぎの鼻涙管閉塞の原因は、パスツレラ菌や黄色ブドウ球菌、ポックスウイルスなどの細菌感染、結膜炎の炎症が長引くこと、不正咬合、逆さまつげなどがあります。

また、飼育環境による原因だと、タバコや芳香剤、アロマオイルなどの刺激物が涙が過剰に作られることも原因の1つとなることもあります。

うさぎが鼻涙管閉塞になると、どのような症状が現れるのでしょうか。

鼻涙管閉塞になると、涙が鼻涙管を通れないため、ずっと涙目でいたり、目やにが過剰に出ることがあります。
涙がずっと流れていると、目の周りに涙やけが起こることも。

また、涙目や目やには、鼻涙管閉塞以外でも症状として見られるため、他の病気の可能性もあります。
ただの涙目・目やにだから、と放っておくことなく、動物病院で確認してもらいましょう。

うさぎは、よく前足で顔を洗う行動をします。
その際に、目から涙や目やにが出ていると、それが前足にくっつき、上手く取れなくなることで、次第に固まり、汚くなってしまうことがあります。

飼い主ができる鼻涙管閉塞の予防方法は、2つあります。

結膜炎などの目の病気をすると、涙が過剰に流れたり、目やにが大量に出たりして、鼻涙管閉塞を発症してしまう危険があります。
目の病気は、飼い主が見て気付けるものも多くあるため、早期発見をして、できるだけ早めに動物病院で治療してもらうことによって、鼻涙管閉塞の予防につながるでしょう。

特に上顎の不正咬合は、鼻涙管を狭めてしまう要因になります。

日頃から、牧草（チモシー）を食べさせ、歯の健康を保つ必要があります。

うさぎの鼻涙管閉塞は、様々な病気と併発することが多い病気です。
飼い主が気付けることも多いため、観察し目がおかしいと感じたら、動物病院に行き適切な処置を受けましょう。

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