うさぎの結膜炎とは？原因と予防法を解説｜zootone

うさぎの結膜炎は、どんな病気なのでしょうか。

この記事では、うさぎの結膜炎の原因や症状、予防法などを解説しています。

うさぎの結膜炎とは？

うさぎの結膜炎とは、まぶたの裏側と眼球の間にある粘膜が何らかの原因で炎症が起きている状態です。

うさぎは目に違和感があると、しきりに目をこすって悪化させてしまうことがあるので、目の周りに異常がないか、目やにがよく出ていたりしないか、よく見てあげましょう。

うさぎの結膜炎には、様々な原因があります。

うさぎの細菌感染で多く、結膜炎の原因になりやすいのは、パスツレラ菌と黄色ブドウ球菌です。
うさぎの呼吸器系疾患でよく見られるスナッフルから、鼻涙管を経由して結膜炎になることがあります。
特にパスツレラ菌は、うさぎに様々な病気を発症させてしまう細菌なので、気をつけましょう。

また、まぶたの奥は、健康だったとしても、細菌叢（さいきんそう）が生息する場所です。
そのため、黄色ブドウ球菌やトレポネーマ症（ウサギ梅毒）、ポックスウィルス感染症なども結膜炎の原因になることがあります。

うさぎの上顎の歯に歯根膿瘍があると、目を刺激するため痛みが出てきて、結膜炎になりやすくなります。
また、鼻涙管閉塞も起きます。

うさぎの結膜炎は、目にほこりが入ったり、牧草などのクズが入っても起こります。
日頃からホコリや短い牧草などが内容に心がけましょう。

うさぎの結膜炎は、排泄物などの刺激臭やアンモニア臭、または消毒剤などによっても起こりえます。
日常的に、うさぎに害の及ばないような低刺激なものを使用したり、排泄物は毎日キレイにしたりなど、結膜炎にならない努力をしましょう。

うさぎが結膜炎になると、どのような症状が現れるのでしょうか。

結膜炎で代表的な症状が、目の周りの充血です。
うさぎの目の周りを毎日観察し、いつもと違う様子が見られたら、早めに動物病院につれていきましょう。

うさぎの目が涙目になっていたり、通常流れない涙が流れていたら、結膜炎の可能性があります。
また、涙で目の下が濡れて、長期間に及ぶと濡れた部分が脱毛してしまうことも。

うさぎが感染症にかかって結膜炎を引き起こしていると、膿んでいるような粘り気のある目やにを多く出すことがあります。
毎日多くの目やにが出ていたら、細菌に感染していることを確かめるためにも、動物病院で検査をしてもらいましょう。

うさぎの目に異物が入っていたり、すでに結膜炎になっていると、目がかゆくて目をこする行動が増えることがあります。
こするを悪化する可能性があるため、目が赤く充血していたり目やにが出ていないか、目やにで前足が濡れていないかなどを確認しましょう。

飼い主ができる結膜炎の予防方法は大きく3つあります。

トイレは、清潔にしていないと、強烈なアンモニア臭を放ちます。
そのアンモニア臭によって、うさぎが結膜炎になることもあるため、毎日トイレ掃除を行い、いつも清潔なトイレ環境を整えましょう。

うさぎが部屋んぽする場所はいつも掃除や片付けを行い、ほこりや牧草などが目に入らないように気をつけましょう。

掃除をする時に使われる洗剤などは、刺激臭を伴うことがあります。
人間がそこまで刺激臭だと思わなくても、うさぎにとっては刺激臭ということも。

洗剤のニオイやアルコールの消毒液など、できるだけうさぎの近くでは使わないようにしましょう。

うさぎの結膜炎は、多くの場合、飼育環境を整えることで予防ができる病気です。
また、飼い主が気付けることも多いため、観察し目が充血していたら、動物病院に行き適切な処置を受けましょう。

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