ペットとして、犬・猫に次いで人気のあるうさぎ。
この記事では、うさぎはどのくらいの寿命なのか、種別によっての違いがあるかなどを紹介しています。
うさぎの平均寿命は9歳
うさぎの平均寿命は、現在は7年〜9年と言われています。
しかし、近年では、医療の発達、うさぎの生体が分かってきたことによるフードや飼育環境の変化などによって、平均寿命はどんどん伸びています。
最近では、13歳〜15歳のうさぎもよく見られるようになってきました。
適切にうさぎを飼育することによって、うさぎの健康寿命が伸び、長く一緒にいることができます。
うさぎの寿命のギネス記録は18歳10ヶ月
世界で、1番長生きしたうさぎは、18歳10ヶ月まで生きたそうです。
このうさぎはオーストラリアで過ごしており、もともとは野うさぎでした。
うさぎの種類によって寿命に違いはある?
うさぎの種類によって寿命が大きく異なるという事例は報告されていません。
寿命の長さは、生活環境の差によってうまれてくるものと言えるでしょう。
とはいえ、傾向としては、フレミッシュジャイアントのような大型種は比較的短命な方だと言われています。
また、長毛種のうさぎ、例えばアンゴラウサギ・ジャージーウーリーなどは、毛を飲み込むリスクが高かったり、長い毛のせいで体温調節が難しくなり熱中症のリスクもあるので、日頃から、飼い主のケアをすることが必須の種類です。
室内外と室外飼いでの寿命の違い
うさぎは、暑さにも寒さにも弱い生き物。
外での飼育の場合は、注意が必要です。
野生では穴を掘って土の中で生活しますが、それは、暑さや寒さを凌ぐためと言われています。
室外では、気温の調節がしにくかったり、外敵から身を守るためにストレスを抱えることもあるので、寿命を短くしてしまう可能性もあるため、おすすめとは言えません。
室内の場合は、飼い主が生活環境を整えることによって、うさぎが快適に過ごせた結果、寿命をまっとうできることも期待できます。
うさぎの年齢を人間に置き換えると?
うさぎの年齢を人間に置き換えるとどのくらいの年齢になるのでしょうか。
数値はあくまでも参考値です。個体差が大きいため、目安としてご覧ください。
人間 | うさぎ |
2歳 | 1ヶ月 |
5歳 | 2ヶ月 |
7歳 | 3ヶ月 |
13歳 | 6ヶ月 |
20歳 | 1歳 |
28歳 | 2歳 |
34歳 | 3歳 |
40歳 | 4歳 |
46歳 | 5歳 |
52歳 | 6歳 |
58歳 | 7歳 |
64歳 | 8歳 |
70歳 | 9歳 |
76歳 | 10歳 |
82歳 | 11歳 |
88歳 | 12歳 |
91歳 | 13歳 |
98歳 | 14歳 |
104歳 | 15歳 |
うさぎは、5歳くらいからシニア期に入ると言われています。
シニアに入ったくらいから、少しずつ今までなかった病気が出てくることもあります。
家での健康チェックを行ったり、定期的に病院での健康診断を受けることで、様々な病気の早期発見や予防が可能です。
現在の平均寿命が7歳〜9歳ですと、個体差はありますが、60歳〜70歳前後と言えるでしょう。
このことからも健康寿命を伸ばすことで、さらなる長生きは可能かもしれませんね。
ご長寿うさぎになる秘訣!5つのポイント
ご長寿うさぎになるには、日頃からの飼い主のケアが大切です。
寿命をまっとうしてもらうためにも、以下のポイントを気をつけましょう。
その1:チモシーは食べ放題。ペレットの量とおやつの量を調節しよう
うさぎの基本の主食は、チモシーです。
チモシーは、食物繊維が豊富で硬く、胃腸の調子を整えたり、歯の伸び過ぎを予防する働きがあります。
そのため、チモシーは食べ放題にしておき、いつでも新鮮なものを食べられるようにしておきましょう。
毎日変えることをお忘れなく。
また、副食であるペレットやおやつで、チモシーでは摂れないビタミンなどを取ることができます。
ただし、栄養価が豊富なため、過度にペレットとおやつを与えるのはやめておきましょう。
うさぎは、味覚が発達していて、美味しいものをそうでないものを判断し、美味しいものはいくらでも食べてしまう傾向があります。
そのため、ペレットは体重の3%程度まで(避妊・去勢をしている場合は、1%程度)、おやつは小指の第一関節分程度で十分です。
その2:毎日30分〜1時間程度の運動を
うさぎは、一日中ケージで過ごすことも多い動物です。
野生の頃から、そんなに運動量を必要としない動物でもあります。
しかしながら、飼い主とコミュニケーションを取る意味でも、運動不足によって健康被害に合わないためにも、適度に部屋に出して遊ばせてあげることが大切です。
遊ばせる際には、電源コードなどの危険なものの対策と、うさぎからサークルで囲うか、飼い主が目を離さないようにして、安全に遊ばせましょう。
その3:一年中温度と湿度を一定に保つこと
うさぎの最適な温度は18度〜25度、湿度は40%〜60%です。
夏でも冬でも、最適な温度と湿度を保つことで、うさぎが安全な場所でストレスなく過ごすことができます。
その4:飼い主がストレスの原因にならないこと
飼い主が大声を上げたり、大きな足音で歩いたりすると、物音などに敏感なうさぎが怖がってしまいます。
うさぎと一緒に生活するときは、生活音にも気をつけ、あまりにも大きな音を出さないようにしましょう。
その5:日頃のお手入れと排泄物のチェック
うさぎには、日頃から飼い主がブラッシングを行って、毛が絡まったり飲み込まないように気をつけましょう。
また、排泄物のチェックも大切です。
おしっこは、茶色っぽくないか、血尿になっていないか、うんちは、小さくなりすぎていないか、下痢のようなものが出ていないかなど、日頃から確認しましょう。
もしもうさぎが体調不良になってしまったら
うさぎは、弱っていることを周りに知らせないようにしようとするため、飼い主がいち早く異変に気づくことが重要です。
自己判断で様子を見ることは、とても危険です。
ぐったりしている、食欲がないなど、様子がおかしいときには、早めに獣医さんのところに連れていきましょう。
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