うさぎにはどんなお手入れが必要なのでしょうか。
様々なお手入れ方法がありますが、この記事では、うさぎにはどんなお手入れ方法があるのか、中でも爪切りの頻度とやり方の注意点ついて掲載しています。よかったら参考にしてみてください。
うさぎにはどんなお手入れがあるの?
うさぎは、大変清潔な動物で、自ら被毛をキレイにする姿がよく見られます。
顔を毛づくろいしている姿や、全身を舐めている姿が印象的ですね。
うさぎには、以下のようなお手入れが必要です。
- グルーミング(ブラッシング)
- 爪切り
- (お尻を汚してしまった時のみ)湿ったタオルや少量のぬるま湯でお尻をキレイにする
- (歯が悪いうさぎのみ)歯切り
グルーミングや爪切り、お尻をキレイにするのは、うさぎによってはお家でも可能です。
また、不正咬合など歯が悪いうさぎは、定期的な動物病院への通院が必要です。
グルーミングとおしり汚れの洗い方は別の記事で紹介しているので、用意するものややり方を知りたい方は参考にしてください。
この記事では、日々のお手入れで必要な、爪切りについて詳しく説明していきます。
うさぎの爪切りの頻度
自然界のうさぎは、穴を掘って生活しているため、爪切りをしなくても、自然とすり減っていきまます。
しかし、飼いうさぎは、ホリホリする仕草をしても、柔らかい絨毯やケージの中で生活しているため、実際にはほとんどすり減ることはありません。
そのため、伸びすぎると目に入ったり、丸まってしまって指に突き刺さることもあり、大変危険です。
では、爪切りはどのくらいの頻度でやるのが適切なのでしょうか。
もちろん、個体差があるのですべてのうさぎに当てはまるわけではありませんが、おおよそ1ヶ月から2ヶ月に1度は爪切りが必要だと言われています。
爪切りをしないとどうなる?
うさぎの爪が伸びすぎてしまうと、ケージや絨毯に爪を引っ掛けてしまい、爪が抜けてしまうことがあります。
また、爪の引っかかりが原因で、ソアホックになったり、遊んでいて打ちどころが悪くて骨折してしまったりなど、良いことがありません。
伸びすぎた爪は、うさぎが自ら顔を洗ったり耳かきをする時も、目に入って問題になることがあります。
さらには、伸びたまま放置しておくと、爪の中の血管が伸びることで短く切れなくなってしまうことも。
様々な弊害が出てくるので、定期的な爪切りを心がけましょう。
爪切りのやり方と注意点
うさぎの爪切りは、自宅で行うことができます。
しかしながら、うさぎを初めて飼う飼い主のほとんどは、爪切りができません。
飼っているうさぎをうまく抱きかかえることができず、暴れてしまうなんてことも。
そのため、まずは動物病院やうさぎ専門店のプロにお願いすることをおすすめしています。
爪切りができない飼い主は、無理せず動物病院やうさぎ専門店にお願いしよう
うさぎを扱えるプロの動物病院の先生や専門店の店員さんは、爪切りに大変慣れており、うさぎ自身に負担をかけることがありません。
きちんと抱きかかえて、3分から5分程度で爪切りを終えてしまう手際の良さです。
うさぎは、捕食動物なので、本能的に抱っこされるのを嫌います。
そのため、手際の良さは非常に大切です。
動物病院の場合は、うさぎの診療を行っているか、うさぎの爪切りを定常的に受け付けているかを電話などで確認してから行くと良いでしょう。
爪切りの値段は?
うさぎの爪切りの値段は、500円〜1,000円程度が一般的です。
うさぎの専門店では、グルーミングとセットになっていることも多く、日々のグルーミングと合わせることで、より良い被毛に保つことが出来るでしょう。
動物病院の場合は、爪切りと合わせて診察料(再診料)がかかることもあります。健康診断もセットでお願いすると、うさぎの健康を保つことが出来るでしょう。
どちらがおすすめということもなく、慣れている場所で行うことが一番です。
自宅での爪切りのやり方
準備するもの
自宅でうさぎの爪切りを行う場合は、うさぎが普段立ち入らない場所を用意しましょう。
うさぎは慣れないところに行くと、その場から動かない傾向があり、爪切りがしやすくなります。
また、うさぎ専用の爪切りを用意します。
人用や犬用などでも可能ですが、うさぎの爪は丸く硬いため、うさぎ用の爪切りを使ったほうが上手く切れます。
うさぎが暴れたときの場合を考慮して、大きめのタオルでくるんだり、止血剤や止血剤の代わりとる小麦粉を用意しておくと良いでしょう。
爪切りのやり方
①うさぎを抱っこする
まずはうさぎを抱っこしましょう。
抱っこして、普段の場所から離れた部屋で行います。
低い位置に腰掛け、うさぎの身体をひとから離さないようにしてください。
②優しくうさぎの手足を持つ
一番爪が切りやすいのは、うさぎを仰向けにする方法です。
うさぎは長時間仰向けにしておくことはできませんので、仰向けにしたらうさぎの身体をしっかりと両足の太ももで挟んで動けないようにします。
そして、利き手でないほうでうさぎの手足を優しく持ち、利き手で爪切りを持ちます。
③1本ずつ2~3mmを目安に爪切り
毛に覆われている指を一本ずつ持ち、爪を2〜3mmほど切っていきます。
切るときは、うさぎがびっくりして「ビクッ」と動くことがあるので、気をつけてください。
飼い主が慣れていないと、想像以上に時間がかかります。
潔くどんどん切っていくのがコツです。
太ももの内側でしっかりうさぎを動かないようにしておくとやりやすいです。
うさぎの爪は、前足に5本ずつ、後ろ足に4本ずつ、計18本あります。
前足の親指が少し切りにくい位置にあり、一番難しい部分です。
爪切り中暴れてしまったら
うさぎの爪切り中に暴れてしまう場合は、無理に爪切りをせず、1日1本などと決めてゆっくり爪切りしていくのも手です。
暴れた瞬間に太ももの保定が緩むと、うさぎが予期せぬ動きをして骨折することがあります。
あまりに暴れる場合は、無理せず動物病院や専門店にお願いしましょう。
もしも爪切りに失敗して血が出てしまったら
うさぎの爪を切りすぎて出血してしまった場合でも、落ち着いて止血しましょう。
爪からの出血は数分で止まることがほとんどです。
ティッシュやガーゼ等で押さえたあとは、止血剤を持っている場合は止血剤を断面に塗って様子を見ましょう。
止血剤を持っていない場合でも、少量の小麦粉で代用可能です。
また、止血しても血が止まらなかったり、止血後うさぎが蹲っているような行動があったら、早めに動物病院を受診しましょう。
定期的に爪切りをしてうさぎの健康を保とう
飼いうさぎの爪は、定期的に切らないと伸びてしまい、ソアホックなどの症状の原因になることもあります。
1ヶ月〜2ヶ月に一度は、爪切りを行うようにしましょう。
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