うさぎの開帳肢は、どんな病気なのでしょうか。
この記事では、うさぎの開帳肢の原因や症状、予防法などを解説しています。
うさぎの開帳肢とは?
うさぎの開帳肢とは、前足や後ろ足を体の中心に近づけて維持することができず、外側に開いてしまう病気のことです。
1つの足のみに発症することもあれば、4本の足すべてに起こることもあります。
発症しやすいのは後ろ足です。
軽度な開帳肢であれば、日常生活に支障はありませんが、重度だと歩くこともできません。
開帳肢の原因
うさぎの開帳肢の原因は、多くの場合遺伝性で、脊柱や骨盤の発達異常、股関節の脱臼、神経障害などがあります。
開帳肢の症状
開帳肢になると、どのような症状が現れるのでしょうか。
食事が食べにくかったり水が飲みにくい
開帳肢になると、体を支えにくくなるため、食事の時に食べにくかったり水も飲みにくかったりします。
そのため、食べやすい・飲みやすい容器で工夫したり、食べる量が少なければ強制給餌を行ったりする必要が出てきます。
足を引きずって歩く
開帳肢の足を引きずって歩くため、物に引っかかりやすく、怪我をしやすくなります。
うさぎの移動範囲に危ないものを置かない工夫が必要です。
湿性皮膚炎などの皮膚病
開帳肢になると、排泄物がお腹の周りについてしまい、汚れることがあります。
放置しておくと湿性皮膚炎を起こしやすくなるため、毎日のケアが必要です。
開帳肢の予防方法
飼い主ができる開帳肢の予防方法は1つです。
開帳肢のうさぎを繁殖させない
うさぎの開帳肢は、多くの場合遺伝性なので、開帳肢のうさぎを繁殖させないことが主な予防法になります。
もし開帳肢が疑われたら…
うさぎの開帳肢は、飼い主が気づくこともできる病気です。
なってしまうと必ず飼い主の看護が必要になる症状です。
軽度のうちから、柔らかな床材で保護したり排泄物の処理をこまめにすることで、うさぎのQOLを上げることも可能です。
開帳肢が疑われたら、動物病院に連れていき適切な処置と治療を受けましょう。
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