うさぎの外耳炎は、どんな病気なのでしょうか。
この記事では、うさぎの外耳炎の原因や症状、予防法などを解説しています。
うさぎの外耳炎とは?
うさぎの外耳炎とは、耳介(長い耳の部分)から鼓膜までの場所に細菌や真菌などが感染し、炎症が起きる病気のことです。
外耳炎を放っておくと、中耳炎や内耳炎の原因になります。
また、たれ耳のロップイヤー種は、耳をめくらないと外耳炎を起こしていることに気づきにくいため、こまめなチェックが必要です。
耳ダニ症も外耳炎の一種です。
外耳炎の原因
うさぎの外耳炎は、主に前足や後ろ足で掻いたり擦ったりすることで耳を傷つけ、そこから細菌が入り込むことで感染が起こります。
原因となる細菌は、パスツレラ菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌、大腸菌、リステリア菌などがあります。
湿度が高い場所で飼っていると、細菌の増殖を促すことになってしまいます。
外耳炎の症状
外耳炎になると、どのような症状が現れるのでしょうか。
痒がって耳をよく掻いたり頭を振ったりする
炎症を起こしているので、痒がって、耳を後ろ足で掻いたり、頭を振ったりする仕草を増えます。
耳を触ると嫌がることもあるようです。
立っている耳が下がってくることがある
いつも立っている耳が、外耳炎になっているほうの耳だけ下がっていたり、頭を傾けて生活していることがあります。
耳の内側が赤くなっていたり腫れている
外耳炎になると、耳の内側が通常よりも赤く炎症を起こしていたり、腫れたりします。
耳から嫌なニオイがしたり、変色した液体、膿が出てくる
外耳炎になると、耳から嫌なニオイがしたり、膿が出てきたりします。軽度であれば、汚れを丁寧に拭っておくすりを塗る程度ですみますが、炎症を起こして膿が出てきたりしていると、耳の中を洗浄する必要が出てきます。
外耳炎の予防方法
飼い主ができる外耳炎の予防方法は大きく3つあります。
耳ダニ症の疑いのあるうさぎと接触しないこと
耳ダニ症をもつうさぎとの接触は控えましょう。 分からない状態であっても、うさぎが多く集まるような場所に行くのは控える方が良いでしょう。
爪切りを適切な頻度を行うこと
うさぎの爪が伸びすぎていると、その伸びた爪で耳を引っかき、そこから細菌が侵入することがあります。
そのため、爪は伸びすぎないように、1ヶ月〜2ヶ月に1度、適切な頻度で爪切りを行うようにしましょう。
耳をこまめにチェックすること
耳ダニ性は、耳の内側を軽くチェックするだけでも見つかる場合があります。 軽く見た時に、フケや汚れがないか、かさぶたのようなものはないか、チェックしてあげると良いでしょう。
湿度の高い部屋で飼わないこと
うさぎは、40%〜60%の湿度で飼うのが適切だと言われています。
湿度が高いと、外耳炎になった時細菌が増殖するスピードも速くなるため、適切な飼育環境を整えましょう。
もし外耳炎が疑われたら…
うさぎの外耳炎は、飼い主がよくうさぎを観察していれば見つかる病気です。
もしも、大切なうさぎが外耳炎の疑いがあると思ったら、迷わず動物病院を受診して、適切な処置と治療を受けましょう。
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