うさぎの後躯麻痺は、どんな病気なのでしょうか。
この記事では、うさぎの後躯麻痺の原因や症状、予防法などを解説しています。
うさぎの後躯麻痺とは?
うさぎの後躯麻痺とは、腰から後ろにかけて上手く動かせなくなる症状のことを指します。
骨折や脱臼などによって脊髄を損傷し、脊髄を傷つけると起こります。
また、膀胱を司る神経が麻痺してしまうと、排尿困難や尿失禁などの排尿障害がおこります。
後躯麻痺の原因
うさぎの後躯麻痺の原因は、背骨が骨折したり脱臼したりすることで起こります。
何かに驚いてパニックを起こし、暴れ回ったり、抱っこに失敗して高いところから落ちてしまったり、ケージやキャリーケースの中で激しく暴れまわることなどによって起こることが多く、その他には老齢性のものや細菌や原虫の感染によるものもあります。
後躯麻痺の症状
後躯麻痺になると、どのような症状が現れるのでしょうか。
後ろ足が動かなくなる
後躯麻痺になると、後ろ足が動かなくなってしまうため、自由に歩き回れなくなります。
飼い主は介護をする必要が出てきます。
床ずれ
後ろ足が上手く動かせないことで、座りっぱなしや擦ってしまうことが多くなるため、床ずれが起きやすくなります。
床ずれを起こさないためにも、定期的に体を動かしてあげるような運動や座る位置の変更などをする必要が出てきます。
湿性皮膚炎などの皮膚病
後躯麻痺になると、排泄物がお腹の周りについてしまい、汚れます。
放置しておくと湿性皮膚炎を起こしやすくなるため、毎日のケアが必要です。
また、後ろ足でセルフグルーミングができなくなるため、毛並みも悪くなります。
後躯麻痺の予防方法
飼い主ができる後躯麻痺の予防方法は大きく2つです。
うさぎが怪我をしないような飼育環境を整える
うさぎが何かに驚いてパニックを起こした時も、怪我をしないように飼育環境を整えておきましょう。
具体的には、高いところを作らないようにしたり、ものが落ちてこないようにしたり、柔らかな床材で保護したりすることです。
抱っこに慣らしておく
うさぎを抱っこする際には、落とさないように注意するとともに、立ったまま第たりせず座って低い位置で抱きましょう。
もし後躯麻痺になってしまったら…
うさぎの後躯麻痺は、なってしまうと必ず飼い主の介護が必要になる症状です。
軽度の場合は、すぐに治療することによって治る可能性もあるため、怪我をしたと気づいたら、ただちに動物病院に連れていき適切な処置と治療を受けましょう。
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