うさぎの耳ダニ症は、どんな病気なのでしょうか。
この記事では、うさぎの耳ダニ症の原因や症状、予防法などを解説しています。
うさぎの耳ダニ症とは?
うさぎの耳ダニ症とは、ウサギキュウセンヒゼンダニと呼ばれるダニが耳の表皮の深部に寄生して起こる病気のこと。
このダニが耳の入口などに寄生すると、ダニやダニの糞、皮膚からにじみ出た血液成分等でかさぶたが作られます。
かさぶたの下の耳の皮膚は湿ってただれており、炎症しています。
ウサギキュウセンヒゼンダニは、うさぎの身体を離れても生きています。
耳ダニ症の原因
耳ダニ症は、耳ダニが寄生しているうさぎとの接触で感染します。
また、免疫力が低下していると、増殖しやすくなります。
耳ダニ症の症状
耳ダニ症になると、どのような症状が現れるのでしょうか。
耳の内側にかさぶたのようなものができる
うさぎが耳ダニ症になると、まずは、耳の内側の穴の入り口から鼓膜までにフケのようなかさぶたのようなものができます。
痒がって耳をよく掻いたり頭を振ったりする
かさぶたの下は炎症を起こしているので、痒がって、耳を後ろ足で掻いたり、頭を振ったりする仕草を増えます。
痛いこともあるようです。
立っている耳が下がってくることがある
耳ダニ症の症状が進むと、かさぶたのようなものが耳介にも広がっていき、その重みで、立っている耳が下がってくることがあります。
身体にも広がることがある
耳ダニ性が進行すると、身体にも広がることがあります。
その際には、痒がったり、フケや脱毛も見られます。
斜頸になることがある
さらに症状が進行すると、外耳炎から中耳炎へ、さらに内耳や脳に炎症が及んでいくと斜頸になることがあります。
耳ダニ症の予防方法
飼い主ができる耳ダニ症の予防方法は大きく3つあります。
耳ダニ症の疑いのあるうさぎと接触しないこと
耳ダニ症をもつうさぎとの接触は控えましょう。
分からない状態であっても、うさぎが多く集まるような場所に行くのは控える方が良いでしょう。
部屋を清潔に保つこと
ウサギキュウセンヒゼンダニは、うさぎの身体を離れても生きていけるので、部屋にダニが住み着かないように、部屋を衛生的に保つことも必要です。
もし、耳ダニ症になった場合は、一度部屋をしっかりとキレイにしましょう。
耳をこまめにチェックすること
耳ダニ性は、耳の内側を軽くチェックするだけでも見つかる場合があります。
軽く見た時に、フケや汚れがないか、かさぶたのようなものはないか、チェックしてあげると良いでしょう。
もし耳ダニ症が疑われたら…
うさぎの耳ダニ症は、飼い主がよくうさぎを観察していれば見つかる病気です。
もしも、大切なうさぎが耳ダニ症の疑いがあると思ったら、迷わず動物病院を受診して、適切な処置と治療を受けましょう。
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