うさぎの骨折は、どんな病気なのでしょうか。
この記事では、うさぎの骨折の原因や症状、予防法などを解説しています。
うさぎの骨折とは?
うさぎの骨折とは、骨が折れてしまったり、骨にヒビが入ってしまう症状のことを指します。
うさぎの骨は薄くて軽いため、骨折しやすい傾向にあり、骨折が多い部位は、スネの骨や脊椎の第七腰椎が多い傾向にあります。
第七腰椎を骨折すると脊髄損傷を起こして、後躯麻痺などの神経症状を伴うことがあります。
骨折の原因
うさぎの骨折の原因は、人とのコミュニケーション時に発生するもの、ケージや飼育環境に関連するものが多く見られます。
また、多くはありませんが、骨の感染症、栄養障害によって骨が弱くなり骨折することもあります。
人とのコミュニケーション時
うさぎが怖いと感じたり、ストレスを感じたりしたときに、突然飛び跳ねたり、逃げようとしたりすることがあります。
そのときに、人や物にぶつかって骨折することがあります。
抱っこはその代表例です。
うさぎの後ろ足は強靭な筋肉がついているため、抱っこを嫌がって後ろ足で蹴り出したり、もがいたりすることが骨折の原因にもなります。
ケージや飼育環境に関連するもの
うさぎのケージやサークルなどが狭すぎると、うさぎが飛び跳ねたり、走り回ったり、ものにぶつかったり引っかかったりで骨折することがあります。
ケージやサークルなどに尖った物や危険なものがないか確認しましょう。
また、床が硬すぎると、うさぎが飛び降りたときに骨折することがあります。
床にはうさぎの足に優しい素材を敷いてあげましょう。
骨折の症状
骨折すると、どのような症状が現れるのでしょうか。
骨が折れている足を地面につけずに歩いたり、引きずって歩く
うさぎが足を骨折していると、特に違和感のあるような歩き方をすることがあります。
骨折した足を地面につけないように歩く、引きずって歩くが代表例です。
痛みによって元気がなかったり動かない
痛みが出ている場合は、元気がなかったり、隅でうずくまって動かないことがあります。
食欲不振にも似た行動ですが、何が原因かは動物病院に行ってみないと分かりません。
脊椎を損傷していると自由に体を動かせない、排泄ができないことも
うさぎがいつものように動かない、もしくは、自由に体を動かせないような素振りを見せた場合は、脊椎を損傷している場合があります。
自力で排泄できなくなっているということもありえます。
少しでもうさぎの行動に変化が見られたら、動物病院で診てもらうのが賢明です。
骨折は早期に治療をすればするだけ回復も早い傾向にあります。
骨折の予防方法
飼い主ができる骨折の予防方法は2つです。
飼育環境に危ないものを置かない
うさぎの飼育環境に高いところに登れるようなものを置かない、尖った危険なものを置かない、床は柔らかなものを敷き、足に負担をかけない、などが挙げられます。
抱っこが必要な時は低いところで行う
うさぎは元来抱っこが得意な方ではありません。
捕食動物のため、捕まることを本能的に嫌がります。
そのため、抱っこが必要な時は、座った状態からできるだけ低い位置で抱っこを行い、落下して骨折させないようにしましょう。
もし骨折が疑われたら…
うさぎの骨折は、飼い主が気づくこともできる病気です。
異変に気づいたらできるだけ早く動物病院に連れて行くことで、回復するスピードも早い場合もあります。
また、うさぎを部屋んぽさせる場合は、できるだけ目を離さず、見守ってあげるようにしましょう。
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